~約束された幸せな結婚~無敵の遠距離恋愛の極意

定期検診時の事件

これは、ある夏の日の定期検診時のお話です。

いよいよ妊娠20週に突入し、赤ちゃんの発育も順調。

出産予定日も当初の予定通り、11月3日(いいお産の日)です。


一通り診察が終わった後、
毎度恒例となった、先生からの諸注意と説明会が始まりました。

経験豊富な先生なので、
いつも参考になるお話を診察後にしてくれるんですよ。

今回のお話は、早産と流産についてのお話。

例えば、同じ800グラムで生まれてきた赤ちゃん。

「あっちの病院ではちゃんと育ったのに、
なんでこっちの病院だと育たなかったんだ」
という問題があったとします。

赤ちゃんを育てる上で大事なのは、
赤ちゃんの体重ではなく、お腹の中に居た滞在期間です。

たとえ800グラムで赤ちゃんが出てきても、
それが妊娠9ヶ月で出てきた赤ちゃんならば、
臓器や脳は既に完成されており、育てることは可能なんです。

しかし、妊娠5・6ヶ月で出てきてしまった場合、
同じ800グラムでも、それは未完成な赤ちゃんであり、
たとえ今の医学でも、お腹から出てしまっては、
お腹の中と同じように、臓器や脳を形成するのは難しいとのこと。

たとえ育ったとしても、脳に発達障害が起こるだろう。
ということでした。

また、妊娠中期に入り安定したから、といって油断していると、
もし中期で流産してしまった場合は、
妊娠初期との流産と違い、次の妊娠がしづらいこと。

ホルモンのバランスがあって、途中まで行ってしまった場合は、
それがなかなか元に戻らないそうです。

だから、妊娠初期で流産してしまったお母さんには
「大丈夫、次もすぐに妊娠のチャンスはあるから」
と、気休めではなく、声を掛けるそうです。

で、そんな話が30分ほど続いたでしょうか。
診察中はくまみの横で立ちっ放しな私。

気温が上がった暑い日。立ちっ放しで30分。
朝ご飯から5時間経過した、ちょっと空腹状態(低血糖状態)。

そして何より、先生のお話の早産・流産の具体的な例

想像性豊かな私は、色々想像しちゃったんですよね。

14時の時報が聞こえたところまでは覚えていました。

次の瞬間、目の前が真っ暗になり、
気がついた時には、天井が見えていました。

なんか頭が痛い。それと唇が切れたのかな?血の味がする。

あれ?夢だったのかな?
でもここは家の布団じゃないし…、ここはどこだ?

くまみが私の頭を支え、唇の傷をガーゼで押さえてくれている。
周りで看護婦さんが呼びかけている。

何が起こったかを理解するのに数十秒掛かりました。

どうやら私、貧血で倒れちゃったみたいです

前から低血圧の診断は受けていましたが、
実際に倒れたのは今回が初めてでした。

運良く、私の周りに何も無く、倒れた時も頭を打たなかったので、
大きな怪我にはなりませんでした。

ちょっと唇を切ったのと、
倒れた弾みでメガネが曲がっちゃったくらいで済みました。


私が急患になってしまったために、
その後の患者さんの診察が、全てキャンセルになってしまいました。

急ぎの診察ではなかったとはいえ、
ご迷惑をお掛けして、申し訳ございません。

そして、治療をしてくださった先生並びに看護婦さんたちに感謝です。


→そんなことで大丈夫?