くまみ作『もし明日の朝、目が覚めなかったら…』
先日、夫が貧血で倒れました。
倒れた瞬間、頭を打たなかったかが心配でした。
幸い、すぐに夫の意識は戻り、
怪我は唇を切っただけで済みました。
体調も無事に戻り、その日は家に帰りました。
夜、布団に入りながら今日一日を振り返り
「一晩様子を見て、何もなければ大丈夫だよ」と
気軽に答えたつもりでした。
しかし、夫からは意外な反応が返ってきました。
「もしかしたら、明日の朝、目が覚めないなんてこともあるの?」
元看護婦の私の言葉が、その時の夫には深く響いたそうです。
「目を閉じて、眠ってしまうことが怖い。」と不安に怯える夫。
普段は私に「好き」なんて絶対言わなかった夫。
でも、その日の夜から変わりました。
「伝える時に伝えておかないと、俺はきっと成仏出来ない。」
毎晩寝る前に、布団の中で、
自分の気持ちを伝えてくれるようになりました。
もし明日の朝、目が覚めなかったら…。
後悔したくないないからこそ、毎晩、気持ちを伝えています。














